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グレーゾーン?と感じたときに親がすべきこと。岐阜県の相談先もご紹介!

友達と上手く遊べない。他の子に比べて落ち着きがない。癇癪が多い。

「もしかしてうちの子、発達障害……?」

実は、このように子どもの発達に不安を抱え、グレーゾーンを疑う親は少なくありません。

そこで今回は、そんな悩みを持つ保護者の方に向けて以下のことを解説していきます。

・グレーゾーンの特徴

・発達障害を疑ったときに親がすべきこと

・グレーゾーンの子どもへの接し方

・岐阜県内の相談先

本記事を読めば、グレーゾーンについて理解が深まるとともに、具体的に親が子どものためにできることが分かります。可児市・御嵩町にお住まいの保護者の方は、ぜひ最後までご覧ください。

グレーゾーンとは

グレーゾーンとは、発達障害の特性がみられるものの診断基準を満たさないために、明確に診断が下らない状態のことをいいます。

「グレーゾーン」という言葉は、医学的な診断名ではなく、白黒はっきりつかない曖昧な様子を例えた造語。ここ数十年の間に発達障害の傾向のある子どもに対して使われるようになりましたが、グレーゾーン自体には明確な定義はありません。

まずは、発達障害の種類や特徴を知ろう!

グレーゾーンを理解するためには、そもそも発達障害について知っておくことが大切です。

発達障害は、「自閉スペクトラム症(ASD)」「注意欠如多動性障害(ADHD)」「自「学習障害(LD)」の3つに分けられます。

保護者の方は、発達障害にはどのような種類があって、どのような症状や特性が現れるのかを必ず知っておきましょう。

参考記事:「うちの子どもは発達障害?」疑ったときに岐阜、可児の親がとるべき行動

発達障害の子どもの特徴【セルフチェック表付き】

発達障害の子どもには、主に次のような行動特徴があります。

あてはまる項目が多ければ多いほど、発達障害の傾向が強くなります。お子様の日常をよく観察したうえで、セルフチェックしてみましょう。

出典:政府広報オンライン(https://www.gov-online.go.jp/featured/201104/)

「グレーゾーン=症状が軽い」とは限らない

グレーゾーンの子どもは、実際に発達障害と診断された子どもに比べて困りごとも少なく、特性も弱いと思われがちです。しかし、実際そうとも限りません。

グレーゾーンはあくまで、複数ある診断基準のすべてを満たさなかった状態。症状が軽いからといって、決してグレーゾーンと診断されることはないからです。

特に子どもの場合、個性と特性の線引きが複雑化するため診断が曖昧にされるケースも多々。ほとんど診断基準にあてはまっていても、診断を確定する要素が1個か2個足りないがために、グレーゾーン扱いになっている子も少なくありません。

そのくらい、診断を確定させるのが難しい発達障害。

グレーゾーンだからといって、必ずしも「症状が軽い」と楽観してはいけません。

2次障害を防ぐためにも、周りの大人が早期発見することが大切

グレーゾーンは、いかに早期発見できるかも重要なポイントです。

なぜなら、子どもの特性や発達の違和感に早く気づくことで、早期療育に繋げるとともに、うつ病などの2次障害を防ぐこともできるからです。

グレーゾーンの子どもは大人が思っている以上に、外で大きなストレスや苦しさを抱えています。子どもの性格によっては前向きに乗り越えていけるかもしれませんが、ほとんどの場合そうでないことが多く、周りの人の理解や支援を必要としています。

子どもを不登校や引きこもり、精神疾患といった2次障害に発展させないためにも、保護者の方は子どもをよく観察し「早期発見」「早期療育」に導くことが大切です。

グレーゾーンを疑ったら親がすべき5つのこと

子どもの発達に関する悩みは、なかなか周りの人には相談しにくいもの。子どもに違和感を感じながらも、親としてどうしてあげたらいいか分からず、漠然とした悩みを抱えている保護者の方も多いはずです。

そういった方は、まず次の5つのことを参考に実際に行動にうつすことから始めてみましょう。

1.子どもをよく観察する。

まず、子どもをよく観察しましょう。診断を下せるのは医師のみですが、正しい診断に導くためには、親がいかに子どもの性格や特性を知っているかが鍵となります。

いざ、子どものことを質問されると、とっさに答えられないものです。

日記をつける、園や学校での保護者面談の内容をメモに残しておくなどの工夫をし、しっかり子どもの特性を医師に正しく伝えられるようにしておきましょう。

2.専門の窓口(岐阜県発達障害者支援センター)に相談する

発達障害を疑う方は、専門の窓口に相談することが大切です。これは、子どもだけでなく、保護者を守るうえでも大切なステップです。

発達障害の悩みは、たとえ自分の親でもあっても相談が難しいものです。保護者の方が一人で悩みを抱えないためにも、専門知識を持った第3者の意見やアドバイスを聞く時間はとても貴重です。

岐阜県における発達障害の相談窓口は下記のとおりです。

まずは「話を聞いてもらいたい」からでもOK。気軽に相談してみましょう。

岐阜県発達障害者支援センター

3.医療機関を受診する

発達障害なのでは・・?と疑いつつ、まだ医療機関にかかったことのない方は、一度受診してみるといいでしょう。

発達障害の診断ができる科は、次のとおり。

・小児科

・児童精神科

・児童神経科

・発達外来

病院によりますが、予約診療を取るところが多く受診するまでに1〜2ヶ月ほど待つことも珍しくありません。スケジュールには余裕を持って受診することをおすすめします。

4.学習の遅れは発達障害に対応した「家庭教師」や「個別塾」を利用する

小学生以降になると、生活上の困りごと以上に学習面の悩みが増えてくるご家庭も多いはず。

最近では、学校内の支援学級も年々充実してきていますが、それでも対応しきれない場合は、発達障害に対して知見のある「家庭教師」や「個別塾」を利用するといいでしょう。

なかなか学習の遅れは家庭内で対処するのが難しいものです。専門的な知識を有した指導者の力を借りることをおすすめします◎

5.グレーゾーンの子どもへの接し方や対応方法を知る

記事をご覧の方のなかには、グレーゾーンの子どもへの向き合い方に悩む保護者の方も多いのではないでしょうか?特性の現れ方は子ども一人ひとり違うため、正しい接し方は一概にいえませんが、最低限、以下の3つのポイントをおさえておくといいでしょう。

ポイント①:子どもに、共感し寄り添う

ポイント②:簡潔なコミュニケーションを心がける

ポイント③:困りごとは共同作業でしっかりサポート!

保護者の方は、とにかく寄り添う姿勢が大切です。

周りの子どもと比べてしまうと、どうしても「なんでできないの?」「ちゃんと話しを聞いてるの?」と言いたくなってしまいますが、本人が一番苦しんでいます。

保護者の方は焦る気持ちをおさえ、「どうしたらできるようになるかな?」「どんな風に伝えたら伝わるかな?」と試行錯誤を重ね、子どもと一緒に目の前の課題に取り組む姿勢を示すようにしましょう。

一人で抱え込まないで!発達支援(療育)はグレーゾーンでも利用できます。

グレーゾーンの子どもでも、発達支援(療育)を利用できることをご存知ですか?

実は、医師の意見書があれば、発達支援を受けるために必要な「受給者証」の取得ができるのです。つまり、グレーゾーンであっても医師が支援が必要と判断すれば、発達障害の子どもと同様の支援を受けられるのです。

発達障害やグレーゾーンは家庭内だけで解決しようとせず、専門の知識を持った第3者を含めたサポート体制を作ることが大切です。

保護者の方は決してひとりで抱え込まずに、発達支援を上手く活用しながら子どもに寄り添っていきましょう。

可児市の放課後等デイサービス「たんとある」にお気軽にご相談ください。

もちろん、「たんとある」もグレーゾーンのお子さまでもご利用いただけます。

「たんとある」は学習塾・東進ゼミナールを母体に持つ、放課後等デイサービスです。岐阜で長年培った教育ノウハウを活かして、特性を持つ子どもたちに向けてさまざまなプログラムを提供します。

無料で見学会や体験会も行っております。可児市付近のエリアにお住まいの方は、ぜひお気軽にご参加ください。