放課後等デイサービスの利用を検討している方のなかには、ご家庭や仕事などの都合で、送迎サービスがあるならば利用したいと考えている方もいるのではないでしょうか?
そこで本記事では、放課後等デイサービスの送迎サービスのことを詳しく解説していきます。
「送迎サービスってなに?」
「誰でも利用できるの?」
「送迎サービスのメリット・デメリットが知りたい!」
こういった方は、ぜひ参考にご覧ください。
送迎サービスとは
まずは、放課後等デイサービスで行っている「送迎」とはどういったサービスなのか、基本的な概要から解説していきます。
どこからどこまで送迎してもらえるの?
基本的に「学校→放課後等デイサービス」と、「放課後等デイサービス→自宅」の間の送迎をしてもらえます。
しかし、事業所には、送迎に関し「児童の自立獲得を妨げないように配慮すること」と通達されています。
利用希望者の学校や自宅が事業所まで距離が近く児童自身で通園ができるだろうと判断された場合は、利用できない場合もあります。
自宅以外にも送迎してもらえるの?
事業所に相談次第ですが、原則次のような条件を満たしていれば、自宅以外でも送迎が可能です。
自宅以外へ送迎する際の条件
- 利用者と施設側であらかじめ同意を得た特定の場所である
- 送迎場所が「放課後等デイサービスの最寄り駅」か、もしくは「利用者の自宅近隣の集合場所」である
自宅近隣の集合場所は、公園や駐車場前、バス停前など安全性が確保できることを前提に決められます。
また、利用者や施設側のその日の都合で、決められた場所以外へ送迎することは決してできません。
送迎にかかる時間って?
送迎時間は、事業所からの距離や送迎する児童の人数により送迎ルートが決まるため、一概にはいえません。
しかし、よっぽど遠方からの利用でない限り「30分程度」で送迎は完了するでしょう。
ただし、その日の交通状況などにより多少前後することもあります。
事業所によっては、アプリやLINE、メールなどで、到着予定時刻などを知らせてくれるところもあります。そういったサービスを重視する方は、事前に確認しておくといいでしょう。
費用は別途かかるの?
事業所によって、有料の場合もあれば無料でサービスを行っているところもあります。
有料の場合、料金設定は事業所により異なりますが、保護者の方の実質負担は施設利用料金と同じ「1割負担」です。
そのため、送迎にかかる料金が高額になることはなく、保護者の負担も少ないでしょう。
放課後等デイサービスにかかる費用に関しては、こちらで解説しています。
過去の記事:「岐阜・可児で放課後等デイサービスを利用したい!料金はいくらかかるの?」
放デイを選ぶ際は、送迎の有無を確認しよう!
放課後等デイサービスのなかには、送迎サービスをしているところもあれば、していないところもあります。
なぜなら、事業所側が施設を運営するなかで「送迎」は義務付けられていないからです。
しかし、送迎サービスは便利なものです。
入所当初、送迎サービスの利用を考えていなかったとしても、
「仕事を再開したら時間に余裕がなくなり、送迎サービスを利用したくなってきた……。」
といったことも考えられます。
放課後等デイサービスを選ぶ基準はさまざまですが、利用する予定があっても無くても、必ず「送迎サービス」の有無を確認しておきましょう。
「送迎加算」があるため送迎サービスを行う施設は少なくない
意外にも、送迎サービスを行う放課後等デイサービスは少なくありません。
というのも、送迎を行う事業所には「送迎加算」の制度が適用され、給付金の受け取りができるのです。
そのため、利用する放課後等デイサービスを選ぶ際に「送迎サービス有」という条件を加えても、そこまで選択肢は狭まらないでしょう。
送迎サービスの枠が埋まっている場合もあるので注意
1点だけ注意したいのが「利用枠は空いているけれど、送迎枠が埋まってしまっている」というパターンです。
見学に行っていざ申し込もうと思ったらすでに送迎枠が埋まっており、利用できるようになるまでに、長い期間待ったというケースも珍しくありません。
見学にいく際は、送迎サービスを利用したい希望を伝え、事前に空き枠を確認するといいでしょう。
送迎サービスのメリット・デメリット
送迎サービスには次のようなメリットデメリットがあります。
メリット1. 仕事と育児を両立しやすい
送迎サービスを利用すると、時間を有効活用できるようになります。
というのも、保護者が送迎の時間に縛られなくなるからです。
自分で送迎をするとなると、お迎えの時間から逆算して動かなければいけなくなるので、仕事を早く切り上げる必要が出てきます。
一方で、送迎サービスを利用すれば保護者は仕事場から直接自宅に戻ることができるので、ギリギリまで仕事をすることができます。また、送迎サービスで得た時間を活用して、兄弟のお迎えやスーパーへの買い出しなどの時間にあてることができます。
働いている保護者にとって、そういった時間を確保できることは気持ちの余裕に繋がります。結果、仕事との両立もしやすくなります。
メリット2. 放課後等デイサービスの選択肢が広がる
送迎サービスを利用すれば、放課後等デイサービスの選択肢も広がります。
なぜなら、自宅から離れたところでも通えるようになるからです。
特に自転車での送迎が難しい、車がないという方は、自宅から近い所を優先的に選ぶでしょう。
しかし「すでに空き枠がなく、受け入れ先がなかなか見つからない」といったことも考えられます。
こういった事態になったとき、送迎サービスを利用できれば、自宅から離れた放課後等デイサービスも選択肢に持つことができるのです。
デメリット1. 事故のリスクがある
送迎サービスを利用する際は、保護者は事故のリスクも頭に入れておかなければいけません。
最近では、児童のバスへの置き去り事故が大きなニュースとなりました。送迎バス内で尊い命が奪われることはあってはならないことです。
- 送迎マニュアルがあるのか
- 送迎を行うスタッフは誰なのか
- 実際に送迎が行われるバスは、どのような環境なのか
- 置き去り防止策をとっているのか
など、事故を防ぐ対策がなされているのか、携わるスタッフが高い意識を持ち予防に努めているのかなど、事前にチェックしておきましょう。
デメリット2. 送迎の利用者が多い場合、送迎に時間がかかる
送迎サービスの利用者が多い場合、送迎ルートも複雑になるため送迎に時間がかかる場合もあります。
子どもの特性により長時間の乗車が難しい、もしくは心配という方は利用を控えた方がいいかもしれません。
もしくは、子どもがパニックにならないようバス内でも支援を受けられるのか、事業所に相談してみましょう。
「たんとある」も送迎サービスをご用意しています。
可児市の放課後等デイサービス「たんとある」も、送迎サービスをご用意しています。
お問合せいただいたタイミングで空き枠のご案内もさせていただきます。
ぜひお気軽にお問合せくださいませ。
可児市の「たんとある」
「たんとある」は、可児市広見に教室がございます。
可児市内に在住の方以外にも、近隣の多治見市、可児郡御嵩町、美濃加茂市、加茂郡川辺町などからもお問い合わせを頂いております。
無料で施設内の見学も可能です。見学の際は、たんとある独自のプログラムについて詳しく説明させていただくとともに、お子さまの状況や要望などのヒアリングもさせていただきます。
学習塾・東進ゼミナールを母体に持つ「たんとある」のプログラムとは?
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