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発達障害でも岐阜の「特別支援学校」に入れる?入学条件から教育環境まで解説!

就学前に子どもが発達障害と診断された保護者の方のなかには、「特別支援学校」に入学すべきか悩まれている方もいるのではないでしょうか?

子どもの特性に合わせて適切な教育を受けることができれば安心ですよね。

そこで今回は、岐阜県内で「特別支援学校」をお探しの方に向けて以下の内容をお届けします。

・特別支援学校の概要

・入学の条件

・どのような教育環境か

・岐阜県内の「特別支援学校」

本記事を読めば、特別支援学校について理解が深まると共に、岐阜県内にどのような特別支援学校があるのかも分かります。ぜひ最後までご覧ください。

特別支援学校とは?

特別支援学校とは、障害を持った子どもが通う学校です。

以前は、視覚障害者が通う「盲学校」、聴覚障害者が通う「ろう学校」、肢体不自由者及び、知的障害者が通う「養護学校」と名称が分かれていましたが、現在は「特別支援学校」に一本化されています。

「幼稚部」「小学部」「中学部」「高等部」がある

特別支援学校は、幼稚部〜高等部まであり、それぞれの学年に準じた教育を行っています。一般の学校との大きな違いは、子どもの障害をふまえ「自立に必要な知識や技能」の指導が行われること。

学習や生活上で起きている困難なことを克服できるように、専門知識を持った講師が指導にあたります。

発達障害は入れない?対象となる5つの障害

特別支援学校の対象となるのは、以下の障害を持った子どもです。

・視覚障害

・聴覚障害

・知的障害

・肢体不自由又は病弱(身体虚弱を含む)

ご覧のとおり、「発達障害」は対象に含まれません。

ただし、発達障害者であっても就学が認められるケースもあり、実際、特別支援学校に知的障害を伴わない発達障害の子どもが入学できている例も確認されています。

特別支援学校へ入学できる可能性はゼロではありませんので、次に紹介する入学までの流れや入学条件をしっかり把握し手続きを踏んでいきましょう。

入学までの流れ

入学するまでのスケジュールは以下の通りです。

6月夏の就学相談会
6月〜10月特別支援学校見学会、教育相談
9月〜10月頃就学児健康診断
10月下旬〜11月上旬個別の就学相談
11月〜12月結果の通知→申請書提出
2月入学の決定
4月入学(支援スタート)

こちらは、岐阜市教育委員会が作成した「学校における特別支援教育 及び就学までの流れ」を参考にスケジュールをご紹介しています。

年度により、変更になる可能性もありますので、必ず岐阜の公式HPより最新の情報をご確認ください。

入学条件

特別支援学校への入学できるかどうかは、基本的に「障害の程度」により判定されます。

それらの基準は、「学校教育法施行令」により障害別に定められていますが、発達障害の場合は明確な基準が設けられていません。

そのため、10月下旬〜11月上旬頃に行われる「個別の就学相談」の内容で判断されると理解しておきましょう。

もし入学できるか不安な方は、学校見学に行った際に「発達障害の生徒はいるのか?」「どのような障害の程度などか」などと質問し、参考にするのもいいかもしれません。

特別支援学校ではどのように授業が行われるのか

特別支援学校の教育事情も気になりますよね。

基本的に、障害のある子どもたちが学習しやすいような教育環境が整えられていますが、どのような特徴があるのか?具体的にご紹介していきましょう。特徴は2つあります。

特徴1.学習指導要領に準ずる教育に合わせて「自立活動」の指導も行う

特別支援学校の大きな特徴として、小中高の学習指導要領に準じた教育が行われるとともに、「自立活動」という、特別な指導領域が設けられていること。学習面だけでなく生活上の困難なことも克服できるように、指導が実施されます。

ちなみに、著しく学習が困難な場合は「自立活動」をメインに指導を受けることもできます。

特徴2.専門性のある少人数クラス

2つめの特徴として「少人数のクラス体制」が挙げられます。

小学部と中学部では1学級あたり「6人」、高等部では「8人」を目安にクラス分け。障害をひとくくりにすることなく、生徒一人ひとりの特性に合わせて指導が行える環境作りがされています。

また、特別支援学校の教員の多くは、通常の教員免許に加え特別支援学校の教員免許も取得しています。専門性を持った先生からきめ細やかな指導を受けられるのは、特別支援学校ならではのメリットです。

ゲーム感覚で学べる「学習アプリ」を採用することも

ここで余談ではありますが、近年タブレットを導入する学校が増えているように、特別支援学校の教育現場でも、アプリやソフトが積極的に使われるようになっているようです。

学習アプリは、ゲーム感覚で楽しく学ぶことができるため、なかなか授業に集中できない生徒にも効果的。アプリを授業に導入する前と後では、ペーパーテストの結果が2倍以上にもなったという事例もあり、その高い学習効果に注目が集まっています。

そこで、本記事でも【国語・算数・英語・音楽】別におすすめのアプリをピックアップ!

アプリは、家庭内学習にも取り入れていただきやすく、ちょっとした空き時間で効率的に勉強できるので、ぜひ保護者の方はチェックしてみてください。

特別支援教育に役立つ学習アプリ&ソフト

国語海賊

引用:App Store

国語海賊は、楽しく漢字を学べる学習アプリです。「小学1年生〜6年生」の学年ごとにステージが分かれているので、学校の予習・復習にも最適◎

算数忍者

引用:App Store

算数忍者は、ゲーム感覚で足し算・引き算を学べる学習アプリです。アプリ上では勉強ではなく、「修行」というワードが使われ忍者気分で楽しく計算問題に取り組めるので、はまる子どもが急増。他に「九九の巻」「3Dずけいの巻」などのアプリもあります。

英語キャッツ

引用:App Store

英語キャッツは、英単語の習得に最適な学習アプリ。アルフベットで穴埋めしていくだけの簡単操作なので、幼児から小学校高学年まで、幅広い年齢の子どもが英語に親しむことができます。

リズムの城(音楽)

引用:KAWAI

リズムの城は、河合楽器が無償公開している音楽教育ソフト。パソコンで簡単にリズムの練習ができます。他にも、「うたの城」や「おとあそびの城」、「リコーダーの城」、「クイズの城」、「けんばんハーモニカの城」、「しきの城」などさまざまなソフトが無償で公開されています。

……気になるアプリはありましたか?

ここでご紹介したアプリは全て無料で楽しむことができます。小学校入学前であっても感覚的に解ける問題もありますので、入学準備でアプリ学習を取り入れてみてはいかがでしょうか?

特別支援学校は岐阜県内に20校舎!一覧は下記をチェック!

少し脱線しましたが、最後に岐阜にある特別支援学校をご紹介します。

2023年現在、岐阜にある特別支援学校は20校舎。先ほど上で、入学までのスケジュールをご紹介しましたが、10月に行われる就学相談までに、ある程度希望する学校の目星をつけておかなければいけません。

自宅から通える距離の校舎を確認し、さっそく見学会へ申し込みましょう。

放課後等デイサービスを併用するという選択肢も

ご存知の方もいるかもしれませんが、特別支援学校と発達支援の「放課後等デイサービス」は併用可能です。

放課後の時間や夏休みなどの学校の長期休暇を有効に使って、

「適切な支援をうけたい」

「子どもの能力を最大限伸ばしたい」

こうお考えの方は、特別支援学校への入学とともに、放課後等デイサービスの利用も検討するといいでしょう。放課後等デイサービスでは、学校とはまた違った支援プログラムを体験できるのが魅力です。

「たんとある(可児市)」付近にある特別支援学校

「たんとある」の付近にある特別支援学校は、以下の校舎となります。「たんとある」は送迎サービスも行っておりますので、直接学校までお子さまをお迎えに上がることも可能です。ぜひ、可児市と御嵩町、美濃加茂市にお住まいの方はご利用ください。

岐阜県立可茂特別支援学校

引用:岐阜県立可茂特別支援学校

所在地:美濃加茂市牧野2007-1

「無料体験・見学会」受付中!

たんとあるでは、随時「無料体験・見学会」を受け付けております。

「特別支援学校に入れるべき?」

「学校に上手く馴染めるかな?」

「新しい環境に不安にならないかな?」

などと、発達障害の子どもを持つ保護者の方は、小学校入学前にさまざまな不安を抱えているかと思います。

そんな悩みは一人で抱えず、たんとあるの指導員にご相談ください。お子さまがスムーズに学校の環境になれるように、最大限お手伝いさせていただきます。

皆様のご参加をお待ちしております!