可児の周辺エリアで、放課後等デイサービス(放デイ)を利用したいと考えている方は、毎月かかる利用料金も気になるところ……。
「料金は一律なの?」
「国に負担してもらえるの?」
「利用料以外にも、かかるものってあるの?」
本記事では、このような疑問にお答えしていきます。
目次
全国共通!放課後等デイサービスの料金システム
受給者証があれば「1割」の自己負担
放課後等デイサービスの利用するさいの料金システムは、住んでいる県や利用する施設によって違いはなく基本、全国共通です。
施設を利用する際に申請が必要となる受給者証があれば、9割を自治体が負担してくれ、残りの1割が自己負担となります。
世帯所得により「負担上限月額」が決まる
また、月額負担する金額は下の図のように世帯所得により上限が定められています。
そのため、非課税世帯はそもそも利用料金がかかりませんし、課税世帯もたくさん利用したからといって負担額が増えるとは限りません。
例えば、世帯所得約900万円までのご家庭で、施設の利用料金(※)が1回あたり10,000円、月10回利用した場合をみていきましょう。
まず自己負担は、1割ですので1回あたりの自己負担金額は1,000円。
10回利用したので月額合計10,000円となりますが、負担上限月額が適用されるので実際に支払う金額は4,600円となります。
※施設利用料金は施設ごとに異なり、だいたい10,000円〜15,000円が相場です。そのため、自己負担は1回あたり1,000円〜1,500円と考えておくといいでしょう。
別途おやつ代や、教材費がかかる場合もある
ここまでで、毎月かかる費用がなんとなくイメージできてきたかと思いますが、上のお話はあくまでも「施設を利用するための料金」です。
一般的には、ここに「おやつ代」や「教材費」なども上乗せされ、毎月支払う金額が決定されます。
おやつ代といった料金は施設によって違いがあり、一般的におやつは1日あたり100円〜。教材費は1回あたり100円〜で使用した日のみ支払いというところもあれば、利用日数に関わらず、月額1,000円〜3,000円で一律というところもあります。
また、ハロウィン、クリスマスなど季節の催しを楽しむ際は、別途イベント代がかかる場合もあります。施設によって活動内容も異なりますので、見学や体験にいった際は詳細を確認するといいでしょう。
放課後等デイサービスって月に何回通うもの?上限はあるの?
基本的に、放課後等デイサービスにかかる費用は「月に何回利用したか」「おやつ代などの別途かかる費用」といった点で決まります。
しかし、記事をご覧の方のなかにはそもそも放課後等デイサービスにどの程度通うものなのか、通うべきなのか分からないという方もいるはずです。
そのため、ここでは通う頻度についても少し触れておこうと思います。
通う頻度は人それぞれ
放課後等デイサービスの対象となるのは、小学生から高校生の生徒さんです。
そのため、週5で毎日学校帰りに利用することもあれば、土日だけ利用する場合もあります。
習い事のように週に1・2回といった回数が決まっているのではなく、子どものペースや、スケジュールに合わせて回数を調整することができるのが特徴です。
障害の程度で「上限日数」が設定されている
しかし「行きたければ毎日でも行ってもいいの?」ということではなく……、一人ひとりの障害の程度に合わせて「上限日数」が設定されています。
そのため、上限日数を超えての利用はすることはできません。
上限日数に関しては、放課後等デイサービスを利用するために必要な受給者証を申請する際に子どもの発達状況が調査され、どの程度の支援が必要なのか申請先の自治体により検討されます。
月23回が最大で、そこまで必要ないと判断された場合は、例えば月14回(週3回程度)などと指定されることがあります。
上限日数は受給者証が交付された際に確認することができます。あらかじめ、日数に希望がある方は、申請の際に日数と理由を明確に伝えるといいでしょう。
利用日数で料金も変動!放デイ月額料金シミュレーション
では次に、1回あたりの自己負担額が1,000円という前提で、毎月かかる料金のシミュレーションをしていきましょう。
上限日数(月23回)利用した場合と、月に2回しか利用しなかった場合で、世帯収入の違う【Aさん】【Bさん】【Cさん】を例に料金を計算してみました。
上限日数(月23回)をマックス利用した場合
【Aさん】
・世帯所得が900万以下
・おやつ代あり(1回あたり100円)
施設利用料金:1,000円×23回=23,000円 → 負担上限月額が適用され 4,600円
おやつ代:100円×23回=2,300円
合計 : 6,900円
【Bさん】
・非課税世帯
・おやつ代あり(1回あたり100円)
・教材費あり(月額3,000円一律)
施設利用料金:1,000円×23回=23,000円 → 負担上限月額が適用され 0円
おやつ代:100円×23回=2,300円
教材費:3,000円
合計 : 5,300円
【Cさん】
・世帯所得が900万以上
・おやつ代あり(1回あたり100円)
・教材費あり(月額500円一律)
施設利用料金:1,000円×23回=23,000円
おやつ代:100円×23回=2,300円
教材費:500円
合計 : 26,300円
月に2回利用した場合
【Aさん】
・世帯所得が900万以下
・おやつ代あり(1回あたり100円)
施設利用料金:1,000円×2回=2,000円
おやつ代:100円×2回=200円
合計 : 2,200円
【Bさん】
・非課税世帯
・おやつ代あり(1回あたり100円)
・教材費あり(月額3,000円一律)
施設利用料金:1,000円×2回=2,000円 → 負担上限月額が適用され0円
おやつ代:100円×2回=200円
教材費:3,000円
合計 : 3,200円
【Cさん】
・世帯所得が900万以上
・おやつ代あり(1回あたり100円)
・教材費あり(月額500円一律)
施設利用料金:1,000円×2回=2,000円
おやつ代:100円×2回=200円
教材費:500円
合計 : 2,700円
非課税世帯は、別途かかる金額に注目する
このシミュレーションをして分かったことは、非課税世帯や通う回数が極端に少ない場合は、別途かかる費用の負担が響いてくるということ。
特に教材費が利用日数に関わらず、月額一律といったシステムを取り入れている施設の場合、その金額によっては「非課税世帯」の負担が一番大きくなってしまっています。
非課税世帯の方は施設を選ぶ際に、おやつや教材など別途かかる費用を重視して選ぶといいでしょう。
可児市の放課後等デイサービス「たんとある」も一般的な料金でご利用になれます。
放課後等デイサービスの料金のシステムは理解できましたか?
放課後等デイサービスは一般的な習い事に比べても費用面での負担が少なく、ご自身で通う頻度も調整できるので、比較的利用しやすい施設といえます。
そのため保護者の方は子どもの発達・自立を支援するためにも、なるべく活用していただくのがおすすめです◎
とはいっても「施設によってはすぐに定員になってしまう」「空き枠のある施設を探すだけでも大変……。」といった声もよく聞きます。早めにチェックしておく分には良いに越したことはないでしょう。
ちなみに、可児市で効果後デイサービスを運営する「たんとある」も、本日紹介した料金でご利用になることができます。
料金のことが分かったら、かかる費用のことはあまり気にせずプログラムの内容や施設の雰囲気、相談員の人柄といったことを重視してお選びいただきやすいかと思います。
ぜひ、お近くにお住まいの方はお気軽に見学にいらしてくださいね♪
学習塾を母体に持つ「たんとある」だからこその魅力。
実は「たんとある」の母体となるのは、岐阜で40年以上続く東進ゼミナールです。
教育者として私たちが長年可児市を中心に培った経験を存分に生かして「たんとある」を運営しています。他にはない「たんとある」ならではのプログラムになっておりますので、興味のある方や話を聞いてみたいという方は、ぜひ下記までお問合せください。